進路指南書、福祉編

将来の仕事を考えたときに、早くから準備をしておくことが大切です。今では中学生から将来の職業を考えておくことも視野に入れた教育が進められています。早い人では、この中学生の段階で将来の仕事について具体的な方向性が定まります。中学生で職種の方向性が定まれば、高校を選択するときの基準にもなります。
介護や福祉関係の資格取得を目指した高校も増えていますので、福祉に力を入れている今の社会ではその重要性も高いといえます。希望の職種、福祉関係の仕事の中でも向き不向きなどを早く見定めておくと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
まず技術だけでなく、知識も若いうちの方が身につきやすいものです。また専門職への道を進むうちに、自分の希望が変わってしまったり、考え直さなくてはいけないことも出てきます。このような進路の変更については、早い段階の方がより有利だということは誰もが理解出来るのではないでしょうか。
特に福祉関係の仕事は現状の厳しさがよくいわれています。高い理想を持って福祉の仕事に就いても、継続していくことが難しいのが現代の問題点です。継続するには何が困難なポイントになるのか、ということも早くに知っておくことが長く仕事を続けるには良いのではないでしょうか。特に福祉の仕事は、現場で体力を使う仕事も多々あります。年齢が対応しきれないと感じるかもしれませんし、体力的に厳しいと感じるかもしれません。
長く福祉の仕事に関わるには、自分の中で変化をしなくてはいけなくなってきます。まずは意識の変化です。現場での仕事が一番福祉の仕事では大変な仕事ではありますので、現場での経験を生かした事務関係の仕事にシフトチェンジしていく、といったような考え方をしていくのです。
福祉の資格にはいろいろありますので、自分の向き不向きやキャリアプランを考慮した上で長く関わることが出来そうな資格や職種を検討するとよいでしょう。