進路指南書、福祉編

福祉の仕事というのは重労働です。精神的にも大変ですがやりがいのある仕事です。あなたの家族で介護を必要としておられる方がいらっしゃいますか？あるいは介護職で働いてみたいと思っておられますか？
福祉の仕事を行うことに関しては動機は様々ですが、介護には技術が必要です。例えば腕の力だけで年配の方をベッドから車椅子に移動させようとしても、コツがつかめていなければ介護する側も介護される側も双方が辛い状況に陥ってしまいます。しかし基本的な介護技術を身につけているなら介助者側もそれを受ける側もスムーズに行うことが出来るので、長く仕事を続けられます。
福祉の仕事は次のように大きく分類することが出来ます。前述した介護に加えて、保育・相談援助・栄養や調理・看護やリハビリテーション・運営や管理といった業務に分けられます。福祉の仕事にも色々な業務がありますが、まずは介護職員になって現場で学ぶことが近道です。では介護職員になるにはどうすれば良いのでしょうか？介護職員は介護職員初任者研修という130時間の研修を終了し、修了考査に合格すると認定される資格です。福祉関連の仕事に就くなら、あるいは就かずとも家族の介護のために資格を取得するなら大いに役立つ資格であることは確かです。
社会的な観点から見ても今後日本は高齢化社会になってゆくため介護職員が求められています。福祉系の資格は持っていて損のない資格ですし、国でも助成制度を設けているため、市区町村に問い合わせることが出来ます。市区町村によっては受講料の一部、あるいは全額を助成してくれるところもあるので、こうした制度を有効活用して福祉の仕事も視野にいれてみることをおすすめします。